LDの子供に理解を

LDの多様な症状
LDの症状は多様です。LDならみんな同じ症状ではなく、様々な症状がそれぞれ違う組み合わせで現れるのです。
症状をあげると・・・。

1.活動の異常
落ち着きがなくたえず動き回っている。学校でも席に座っていられず、教室から出て行ってしまったりする。
反対に何もしないでじっとしているだけのタイプもいる。

2.集中力不足
ちょっとした音や光に過敏に反応し、集中力が続かない。学校に行っても、先生の話にだけ集中して、不必要な周りの
ものを無視できるようにならないので、授業が理解できない。理解力がないわけではなく、一対一なら理解できる。

3.固執する
一つのことをいつまでも繰り返してやる。同じことを好むために、新しいことに興味を移していけない。

4.衝動的
危険なことでも平気でやってしまう。カッとなったり突然大声を出したりする。学校に入ってもすぐに手を出したりする
ので、友達づきあいがうまくいかない。

5.情緒不安定
緊張しやすく傷つきやすかったり、やたらにはしゃいだり、情緒が不安定。

6.不器用
走るなど身体全体を使った運動も、手先の動きも不器用。
階段の上り下りがなかなかできるようにならなかったり、ボタンがかけられなかったりする。

7.読み書き、数などの認知困難
数の概念がなかなか分からなかったり、文字を写すことが出来ても、自分で文章が書けかないなど、基本的なことでつまずく。
国語は出来ても、算数がまったくダメ、計算は得意だけど、文章題が理解できないなどのケースもある。

8.言語の遅れ
幼児期では言葉が遅い。学校に入るころに話せるようになっても、話す内容が貧弱だったりする。

9.記憶、思考、日常概念の障害
学んだことを忘れやすく、総合的に考える力が弱い。昔のことはよく覚えているのに、昨日勉強したことは忘れていたりする。
左右がいつまでも分からないことがある。

このような症状の多くに当てはまる重症のLDもあれば、1、2個しか当てはまらず、あとは軽くしか症状が出ないケースも
あります。いずれにせよ、中枢神経にごく軽い障害があると考えられ、本人を「怠け者」「努力が足りない」と叱ることは
間違いなのです。

 

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