LDとは〔Learning Disabilities〕全般的な知能の水準や身体機能に障害は見られないが,読み書き・計算や
注意の集中といった能力に欠けるために学習が困難な状態。ラーニング-ディスアビリティズ。LD。⇒広辞苑より。


幼稚園や学校で、先生からこんなことを言われたことがありませんか?
「とにかく注意力が散漫です。正直どう教えていいのか分かりません。落ち着きがなさ過ぎるというか・・・。」
「突発的な単独行動が目立って、協調性に欠けています。」
「叱られると、すぐその場で謝ってくれますが、少し時間が経過すると、何で謝ったのかもすぐ忘れてしまう。」
「右と左が混乱するし、よく物にぶつかるし、急に人の会話に介入してくるかと思えば、違う内容のひとり言を
 言い出したり、おしゃべりなのに自分について尋ねられると話が出来ない。」
「ひょっとしたらLD・・・ではないか?と思うのですが・・・。一度、専門のクリニックへ行ってはどうですか?」

LD・・・。Learning Disabilities(ラーニング ディアスビリティス)、つまり日本語にすると「学習障害」と呼ばれて
います。知的発達には遅れはないが、読み書きなど、基礎学力の一部につまずくことが多いのが特徴です。

私の娘は専門医の診断を受けませんでしたが、クリニックへ行くとこんなことを言われるようです。
「病気ではないので、薬を投与するとか具体的な治療法は今のところないんですよ。」
「原因は妊娠中や出産時のトラブル、出産後の外的要因などいろいろあると言われています。
 中枢神経系の機能障害が原因と推定されているものの、詳しいことは未解明のようです。」
「知的発達には遅れはないが、読み書きなど、基礎学力の一部につまずくことが多いのが特徴です。
 子供の知能指数によっても、学習能力のレベルが全然違うんですよ。」
「そもそもLDとは、頭の中の知識の整理タンスが特定の引き出しだけきしんでいるようなものですよ。
 調子悪いからといって、全くそこが使えないわけじゃなく、スムーズに動かなかったり、収納しづらく
 なっているだけ。」
「どう接したらいいのか、コツさえつかめば、後は個々の特徴を根気よく伸ばしてあげる事が大切なんです。」
「自分の思い通りの行動をしてくれなくても、いたずらに叱ってはいけません。」
「例えば、文章の読みは不得意でも漢字は得意といった子には、得意な漢字を生かす場面を作ってあげて、自信を
 持たせてあげることが大切なのです。そういう大らかな気持ちで接してあげて下さい。」
「遊具を使った訓練や『しゃ』、『しゅ』などの拗音や、『ラーメン』『ラッパ』などの長音、促音の正しい使い方、
 量や数の概念の獲得や左右の確認などの学習補助を体験を通じて身につけていけるよう頑張りましょう。」

――― LD(学習能力障害)児の特徴 ―――
●絶えず動いてる。歩くのより走るのを好む。
●何か始めても最後までやり通す事ができない。
●できる分野とできない分野の能力差がハッキリしている。
●話し過ぎる。人の話に割り込む。
●物を忘れてきやすい。
●何でもない所でつまづきやすい。
●絵を描くことを学習できない。
●その日の出来事が話せない。
●注意散漫である。

―― LD(学習能力障害)児の親の会での話し合いで ――
「学年が進んで、学習面や社会面で他の子供たちとの差が開き、孤立化が目立つようになると、特殊学級への転級を
 学校から勧められる事がある。」
「普通学級に在籍していても、クラス構成はどうなのか・・・とか、個人教育プランにに力を注いでくれる先生が
 いるのか・・・とか、いろいろと問題が出て来る。」
「うちの子は漢字は驚くほどよく知っているのに、作文などの文章がうまく作れない。」
「うちの子も・・・。耳から聞いた話はすぐ忘れてゆくし、論理的に物事を人に伝えられない。
「うちは九九のは出来るのに、ひとケタのくり上げ、くり下がりの計算がどうも弱くて・・・。」
「うちの子は空間処理性・・・。図形ができないの。つまり、形や位置関係を視覚的に理解する事が苦手なの。」
「理解するスピードが遅くて、普通の子の3倍も4倍も時間がかかる・・・。」
などなど、それぞれに苦手なことが違っています。

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